絵本の読み聞かせをしたいけれど、絵本がたくさんありすぎて何を選んだらいいかわからない!という方に、我が家で2週間ごとに図書館で借りてくる絵本の中から、子どもの興味を持ってもらいやすい、親子でお話を発展させやすい絵本を紹介していきます。
今回ご紹介する絵本は、
・凸凹ぼし ものがたり ・オオカミだあ!
みんなと同じでいたいと思うのは、動物として備わった危機管理能力なのでしょうか?
見た目や話す言葉や考え方が違う相手の事を知り、尊重することができれば、自分にもある他者との違いを受け入れ、自由な精神を得ることができるのではないでしょうか。
ご紹介する絵本は、偏見について、小さな子供にもわかりやすく説明されています。
私自身も「なんで逃げちゃうの?」「なんで嫌いなの?」と聞かれて
どう答えるかを考えさせられました。
凸凹ぼし ものがたり
作・絵 あんびるやすこ
仲良くなかった国同士があるきっかけで変わっていく物語です。
- 小さな星に2つの国があり、何から何まで違う
- 転落事故が起こりそうになり、身体の形の違いを活かして助け合う
- 仲良くなれるかもしれないと気づく
- いろいろ工夫して仲良くなる
- 2つの国は1つになる
「ほんとうは、とっても なかよしになれるんじゃないかしら」とおもうようになりました。
出典:凸凹ぼし ものがたり
仲良くない国同士…は今でもたくさんあります。
必要なのは、「違い」は悪いことではないと気づき、よく知り、工夫し合えば大きなエネルギーになるから、そのためにどうすればいいかを考えることです。
オオカミだあ!
作・絵 サーラ・ファネッリ 訳 掛川恭子
描かれている絵がアーティスティックで、賑やかな絵本です。
切り絵が多用されていて、子供と真似をして作ったりできそうです。
- オオカミが新しい友達を見つけに町へ行く
- おばあさん、車を修理する人、子供、美容師はオオカミだと気づくと態度を変える
- 逃げている時に庭師に水をかけられ更に逃げる
- オオカミの友達に今までのことを話す
- それを聞いた先ほどの人たちは偏見だったと気づき、仲良くなる
「どうして、いつもにげまわらなくちゃならないんだろう」
出典:オオカミだあ!
目の前にオオカミが現れたら、ライオンが現れたら、宇宙人が現れたら…怖いですね。
そんな相手を理解しようと思えるかどうかは、大人でもできないかもしれません。
相手の気持ちがわかれば何か道が見えるかもしれない、という事を頭の片隅に置いておけるかが大事なのかもしれません。
まとめ
偏見や違いを克服するのはかなり難易度が高い問題です。
大人だって、日常生活の些細な違いさえ、克服できずにいます。
グローバル化はもっともっと進み、子供たちは今よりもずっと多様性に溢れる社会に生きることになるでしょう。
違う個性同士が協力すると一人ではできない新しい何かができるかもしれない。
あなたの個性も大事なんだという事を子供たちに伝えていきたいです。
親とは違う未来の世界に生きる子供たち。
子供は多様性を当たり前に許容していくだろうから、問題は大人たちの方かも?
「絵本ナビ」なら絵本の試し読みができます
うちでは、子どもが1歳くらいから絵本の読み聞かせを始めました。寝つきが悪かったのを解決しようと調べてたら「夜のルーティーンを決めるといいよ」とあって、絵本の読み聞かせるといいと書いてあったから始めたんです。
それで、絵本を買ったり図書館で借りたりして、5年経った今もほぼ毎日読み聞かせをしています。
そのおかげか、文字を読むのも書くのも、親がほとんど教えてなくても興味を持ちました。習得も早かったような気がします。
私自身、絵本を読むことでさまざまな気づきがあり、楽しんでいます。
絵本のテーマって自分が思っていた以上広く、可愛らしい内容だけでないのが面白いんです。絵本の主人公は仲間はずれにされたり、けっこうひどいことになったり、悪い子だったりもするんです。
さらに「ただ良い子になろう」とかじゃない結論が用意されている絵本もあります。
そういう絵本を読んで、子どもと「なんでだろうね」「あなたならどうする?」とか話したり、「あの絵本の子と同じだね」と生活の中でも話題にします。
こういう話題ってうまく説明できないことも多いので、すごく参考になります。
そんなわけで我が家では絵本を買う機会も多いので「絵本ナビ」で試し読みができるのはありがたい!
さらに「絵本ナビ」にはグッズもいろいろあって、好きなキャラクターのものがあると、子どもが喜びます。
0歳から大人向けまで種類が豊富な絵本ナビを、あなたものぞいてみてはいかがでしょうか。