大切なものは近くにあると気づく絵本2冊

おすすめ絵本

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絵本の読み聞かせをしたいけれど、絵本がたくさんありすぎて何を選んだらいいかわからない!という方に、我が家で2週間ごとに図書館で借りてくる絵本の中から、子どもの興味を持ってもらいやすい、親子でお話を発展させやすい絵本を紹介していきます。

今回ご紹介する絵本は、

・ちびねずみのひっこし
・はなかっぱのだいぼうけん

身近にあって、当たり前すぎて気付かないものってたくさんありますが、子供と話すとなると、キッカケや分かりやすく説明するのが難しいです。

ご紹介する絵本は、大人にも響く言葉が散りばめられていて、読みごたえがあります。

ぜひ一緒に読んで、お互いの感想を話してみてください。

ちびねずみのひっこし

作 竹下文子
絵 末崎茂樹

1989年初版の本で、私が子供のころに読んでいた絵本の雰囲気があって、暖かい絵柄は懐かしさを感じます。

主人公は今の家よりもっと良い家を探しにいきますが、やっぱり我が家がいちばん好きだと気づきます。

  • 切り株の家に住んでいるが狭いので引っ越しを決意
  • くまさんの家を見せてもらうが、大きすぎる
  • かえるさんの家を見せてもらうが、足が濡れちゃう
  • もぐらさんの家を見せてもらうが、日が当たらない
  • りすさんから木の上のキツツキのいた空家を紹介される
  • 条件的にクリアしているので引っ越しを決める
  • 一晩泊まるが外は大嵐になり、木の上は大揺れ
  • 我慢できなくなり一目散に我が家へ帰る

「ああ、わたし この おうちが いちばん すき!
 せまくても ふるくても いちばん すき!」

出典:ちびねずみのひっこし

きっと探しに出てみないと、気に入ったと思った家に泊まってみないと、自分の家の本当の良さを実感できなかったでしょう。

探しに行くという実行力が、ちびねずみの魅力なのかもしれません。

はなかっぱのだいぼうけん

作・絵 あきやまただし

テレビでも放送されている「はなかっぱシリーズ」です。

アニメと違って、はなかっぱの顔の表情や絵の構成に面白さがあって、私は好きです。

はなかっぱは自分のはなを探しにおじいちゃんと冒険にでますが、疲れて帰ってきたときに見た我が家の池に咲く蓮がいちばんきれいだと気づきます。

  • 世界中の花を見たおじいちゃんと船に乗って海に出る
  • おじいちゃんは若い時、世界中の花を見て自分の花を決めようと思って冒険に出た
  • 見たことのない花を見る ・大きな花、光る花、踊る花
  • 崖の途中に咲く花、山のてっぺんに咲く花、砂漠の真ん中に咲く花
  • 石のように硬い花、見えない花、走り回る花、怪獣に咲く花
  • 冒険から帰り、家の池に咲く蓮の花を見て、いちばんキレイだと感じる
  • おじいちゃんが蓮の花にしたのは、みんなの故郷のようなカッパでありたいから
  • はなかっぱも同じ花にすると言うが、おじいちゃんは慌てなくてもいいよと言う

「じぶんの はなを さがしている じかんこそが、じんせい さいこうの たからものなんじゃよ!」

出典:はなかっぱのだいぼうけん

「崖の途中にしがみつく花」や「山のてっぺんで健気に咲いている小さな花」にかけるおじいちゃんのの言葉が胸に突き刺さりました。

大人だって言葉の力で癒され、気づかされます。

私もおじいちゃんと一緒に冒険にでかけて、言葉をかけてもらいたい!

まとめ

些細なことから大きな気づきを得ることは、生きていると何度かあると思います。

絵本に出てくる言葉が簡単で短いですが、「ああ、そうだよなぁ」と思うことがよくあります。

大切なことが日常にあると気づくべきなのは、子育てをしている自分こそ必要なことなんでしょうね。

泣き叫ぶ我が子にうんざりする日々も、特別な宝物。

と、(少しの間だけ)気持ちが浄化されました。

わかっているんですけどね、ついつい日常の雑事に紛れてしまいます

「絵本ナビ」なら絵本の試し読みができます

うちでは、子どもが1歳くらいから絵本の読み聞かせを始めました。寝つきが悪かったのを解決しようと調べてたら「夜のルーティーンを決めるといいよ」とあって、絵本の読み聞かせるといいと書いてあったから始めたんです。

それで、絵本を買ったり図書館で借りたりして、5年経った今もほぼ毎日読み聞かせをしています。

そのおかげか、文字を読むのも書くのも、親がほとんど教えてなくても興味を持ちました。習得も早かったような気がします。

私自身、絵本を読むことでさまざまな気づきがあり、楽しんでいます。

絵本のテーマって自分が思っていた以上広く、可愛らしい内容だけでないのが面白いんです。絵本の主人公は仲間はずれにされたり、けっこうひどいことになったり、悪い子だったりもするんです。

さらに「ただ良い子になろう」とかじゃない結論が用意されている絵本もあります。

そういう絵本を読んで、子どもと「なんでだろうね」「あなたならどうする?」とか話したり、「あの絵本の子と同じだね」と生活の中でも話題にします。

こういう話題ってうまく説明できないことも多いので、すごく参考になります。

そんなわけで我が家では絵本を買う機会も多いので「絵本ナビ」で試し読みができるのはありがたい!

さらに「絵本ナビ」にはグッズもいろいろあって、好きなキャラクターのものがあると、子どもが喜びます。

0歳から大人向けまで種類が豊富な絵本ナビを、あなたものぞいてみてはいかがでしょうか。