絵本の読み聞かせをしたいけれど、絵本がたくさんありすぎて何を選んだらいいかわからない!という方に、我が家で2週間ごとに図書館で借りてくる絵本の中から、子どもの興味を持ってもらいやすい、親子でお話を発展させやすい絵本を紹介していきます。
今回ご紹介する絵本は、
・ちいさいしょうぼうじどうしゃウータくん ・おばけのめをみて おとうとうさぎ!
やったことない事に挑戦したり、怖いところへ行ったり…。
大人でも二の足を踏む状況に立ち向かうことになる幼い主人公たち。
それを乗り越えるたくましさ、勇敢さに子どもの可能性を感じる絵本です。
ちいさいしょうぼうじどうしゃウータくん
作 なすだ じゅん 絵 かさはら りえ
主人公のウータくんは小さい消防車ですが、勇気を出して踏み出した大きな一歩が、ウータくんに自信をもたらします。
- 家族みんなが火事の現場に向かうのに、ウータくんはいつもお留守番
- ウータくんは幼稚園や小学校の訓練用車
- お父さん(ハシゴ車)から火事の現場の話を聞く
- ウータくんは自分で火事を消す夢を見た
- 家族みんなが現場に向かったお留守番中に野原に火事の知らせ
- ウータくんが現場に向かうと子犬が逃げ遅れている
- ウータくんは本当の火事が怖い
- 友達のクンタン(犬)が火の中に飛び込む
- クンタンを助けたくてウータくんも火に飛び込んだ
- ウータくんは無事に火を消す
- ウータくんは消防車家族がいつも歌う歌を大いばりで歌いながら帰っていく
あんなに ほんとうの かじが けしたかったのに こわくて こわくて ひのそばに ちかづけません。
引用:ちいさいしょうぼうじどうしゃウータくん
ウータくんの友達を思う気持ちが、怖い気持ちを上回って火の中に飛び込んでいく勇気を出しました。
勇気とは自分ひとりのものではなくて、大切な人との関係の中にあるのかもしれません。
おばけのめをみて おとうとうさぎ!
作・絵 ヨンナ・ビョルンシェーナ 訳 菱木晃子
絵の雰囲気や世界観も独特なスウェーデンで発行された、たくさんのシリーズが出ている絵本です。
ちょっととぼけた弟うさぎが、勇気を出し偏見から抜け出して、本当の姿を発見する物語です。
- おとぎの森にうさぎの6人家族が暮らしている
- 森の中にはおばけが住む怖いところもある
- 弟うさぎはお手伝いをしていて怖い森に迷い込む
- 小人が助けてくれるが道に迷う
- 大きなおばけと遭遇して逃げる
- 小人からおばけの目を見ないと怖がっているのがバレて追いかけてくると知らされる
- 家にたどり着くが、おばけが気になって眠れない
- 家にまでおばけが追いかけてきた
- 弟うさぎは小人の言葉を思い出し、目を見た
- おばけは一人ぼっちで寂しいと泣いていた
- 家族に相談し、おばけと家族になった
でもそのとき、トムテのことばをおもいだしました。ーおばけのめを、ちゃんとみること。
引用:おばけのめをみて おとうとうさぎ!
絶体絶命のときに、弟うさぎはちゃんと小人の忠告を思い出します。
それは本当にすごいこと。
冷静さと勇気を持てたから、おばけの姿に惑わされず、本当の気持ちを知ることができました。
素直で冒険心がある弟うさぎを見習いたいです。
まとめ
子ども向けの絵本を読んでいるはずが、大人の自分が内容の奥にある作者の考えにハッとさせられることが多いです。
今回の絵本も、現実のピンチの時に同じ行動が取れるだろうかと考えさせられました。
絵本を通して、勇気を持って一歩を踏み出す大切さを子どもに感じてもらえたらと思います。
「絵本ナビ」なら絵本の試し読みができます
うちでは、子どもが1歳くらいから絵本の読み聞かせを始めました。寝つきが悪かったのを解決しようと調べてたら「夜のルーティーンを決めるといいよ」とあって、絵本の読み聞かせるといいと書いてあったから始めたんです。
それで、絵本を買ったり図書館で借りたりして、5年経った今もほぼ毎日読み聞かせをしています。
そのおかげか、文字を読むのも書くのも、親がほとんど教えてなくても興味を持ちました。習得も早かったような気がします。
私自身、絵本を読むことでさまざまな気づきがあり、楽しんでいます。
絵本のテーマって自分が思っていた以上広く、可愛らしい内容だけでないのが面白いんです。絵本の主人公は仲間はずれにされたり、けっこうひどいことになったり、悪い子だったりもするんです。
さらに「ただ良い子になろう」とかじゃない結論が用意されている絵本もあります。
そういう絵本を読んで、子どもと「なんでだろうね」「あなたならどうする?」とか話したり、「あの絵本の子と同じだね」と生活の中でも話題にします。
こういう話題ってうまく説明できないことも多いので、すごく参考になります。
そんなわけで我が家では絵本を買う機会も多いので「絵本ナビ」で試し読みができるのはありがたい!
さらに「絵本ナビ」にはグッズもいろいろあって、好きなキャラクターのものがあると、子どもが喜びます。
0歳から大人向けまで種類が豊富な絵本ナビを、あなたものぞいてみてはいかがでしょうか。