温度調節ができる電気ケトルはたくさんの種類が売られていて、どれを選んだらいいか迷っている方もいるのではないでしょうか。
私は5年前、悩み抜いてデロンギの電気ケトル「アイコナ」を購入し、使い続けています。
当時、私の欲しかった電気ケトルの条件は、色は黒で、おしゃれなデザインであることと、温度調節ができることでした。
「アイコナ」はその条件にドンピシャ!
見た目がかっこいいだけじゃなくて、思ってた以上に使いやすかった。
特に、細口の便利さ、汚れが目立たないことに感動……。
私は以前15年ほど、オイルヒーターの代名詞ともいえるデロンギのヒーター の使用経験があり、デロンギ製品への信頼性は持っていました。
それは「アイコナ」を買ってみて、さらに強化されましたね〜。
さすが世界のデロンギは違うわ!
この記事では、そんなデロンギの温度設定機能付き電気ケトル「アイコナ」の使い心地を、5年の使用経験をふまえて、詳しく紹介していきます。
デロンギとは
デロンギとは、1902年にイタリア北部で設立された、世界でも有名な家電メーカーです。
1974年に発売したヒーターで飛躍的に発展し、現在では暖房機器の製造技術を用いたコーヒーマシンで世界的トップシェアを誇ります。
デロンギの人気の秘密は、高い機能性とスタイリッシュなデザイン!
デザインがかっこいい家電を家に置きたい人におすすめ!
手入れが簡単だったり、細かい部分まで使いやすく設計されていたりするだけでなく、置いておくだけで絵になる絶妙なデザインは、他のブランドにはない魅力です。
デロンギの電気ケトル「アイコナ」の特徴は?
電気カフェケトル「アイコナ」シリーズは、デロンギの電気ケトルの中でもお湯の注ぎやすさを追求した細口と高級感のあるフォルムが特徴的なモデルです。
温度調整機能付きモデルは3色展開で、定番のピースフルホワイト・プレステージグレーに加え、直営店限定モデルのビターグレージュが販売されています。
ここでは、温度調節機能付き電気ケトル「アイコナ」の機能についての解説と、私がこれまで使ってきた感想を紹介していきます。
温度調節機能
温度設定機能付き電気ケトル「アイコナ」は温度調節ボタンが5つ付いており、50℃・60℃・80℃・95℃・100℃から選んでお湯を沸かします。
飲み物によって最適な温度が違うので、最も美味しく飲める温度を手軽に沸かせるのは、大変便利です。
我が家のたどり着いた温度選択は以下の通り。
- 紅茶・ハーブティ・麦茶:100℃
- 緑茶:95℃
- コーヒー:90℃
- 煎茶:80℃
- 粉ミルク:80℃(菌を殺す70℃以上)
- 保育園児が飲むお茶いろいろ:60℃
- 朝飲む白湯:50℃
我が家で電気ケトルを購入した5年前は粉ミルクを作っていたので、押すだけで温度調節ができるボタン式はとても重宝しました。
現在は毎日10杯以上飲むコーヒーと、保育園に持たせる麦茶作りでの使用頻度が高いですが、ボタン式だと家族の飲み物に合わせて設定する必要がありません。
ボタンを数回押すのも面倒に感じるのは、私だけ?
保温機能
デロンギの電気ケトル「アイコナ」には、20分間の保温機能があります。
私は家事や育児をしながらお湯を沸かすことが多いので、お湯をすぐ使わなくても大丈夫な機能は欠かせません。
子どもが小さい頃は、オムツを替えていたり、こぼした飲み物を拭いたりなどのちょっとした作業をひんぱんにしていたので、お湯が冷めることを気にしなくて良いことはかなり重要でした。
これがなかったら、もっとイライラしてただろうな……。
今も部屋を移動しながら家事をしているときは、保温機能があると使いやすいです。
家事が終わるタイミングを見越して、通りすがりにスイッチを入れておく、という使い方が多いですね。
実は、電気ケトル購入前は電気ポットの保温機能にも魅力を感じました。
しかし、電源つけっぱなしの電気代の無駄と本体の重さが気になり、その都度スイッチを入れる電気ケトルを選びました。
注ぎ口
デロンギの「アイコナ」は電気カフェケトルなので、ドリップコーヒーに便利な細口タイプです。
電気ケトルには、他にも三角口タイプが販売されています。
- 三角口:一度にたくさん注げる。カップ麺や調理用に便利
- 細口:お湯の量を調節しやすい。コーヒーや粉ミルクに便利
実生活では、1つの電気ケトルをあらゆる用途に使う方が多いでしょう。
私は以前三角口タイプを使っていましたが、粉ミルクをつくる際によく熱湯をこぼしてしまい、不便を感じていました。
細口タイプの「アイコナ」を買ったところ、狙ったところにお湯が注げるため、不器用な私も粉ミルク作りで火傷をせずに済みました。
注ぎ口のタイプは、最もよく使うシーンや悩みに合わせて選択するとよいでしょう。
容量
デロンギの「アイコナ」の容量は1.0リットルです。
最も少ない量で200ミリリットルの容量から使えるので、飲み物1杯分のお湯が手軽に沸かせて便利です。
我が家の場合、保育園に持っていく麦茶を用意する必要があったので、2リットルの麦茶ポットを2日ごとに作ります。
1リットル以上は欲しい!
でも子どもを抱っこしながら使うから、重すぎるのはやだ!
そのため、1リットルタイプを探して買いました。
デロンギの「アイコナ」は片手で持ちやすいので選びました。現在、麦茶やルイボスティーを作る際は、2回沸かして作っています。
また、デザインを邪魔しないサイズの水量計もついています。
沸騰までの時間
我が家の「アイコナ」で、100℃のボタンを押して沸騰までの時間を測ってみたところ、以下の結果になりました。
- 200ミリリットルが沸騰するまでの時間:1分26秒
- 500ミリリットルが沸騰するまでの時間:3分18秒
- 1リットルが沸騰するまでの時間:5分47秒
測った時期が真冬(12月27日)なので水温がかなり冷たいという条件下でしたが、沸騰にかかる時間は早くもなく遅くもないという印象です。
ちなみに、私のコーヒーカップは300ミリリットルがベストなので2分程度ですが、これまでストレスを感じたことはありません。
安全機能と重さ
デロンギの「アイコナ」には空焚き防止機能がついており、ケトル内の水量が少ない、または空だった場合に、自動的に電源が切れる仕組みになっています。
また、万が一ケトル本体が転倒してしまっても、ステンレスのフタが取れにくいため、お湯がこぼれることは少ないと思われます。
ただし、沸騰していると本体が熱いため、慌てて触らないように気をつけましょう。
ちなみに我が家の「アイコナ」の重さを計測したところ、電気ケトル本体の重さは約600g、200ミリリットルの水を入れると約790gありました。
他のメーカーと比べて重い方ではないですが、足の上に落とすと怪我するので注意してください。
素材
電気ケトルに使われる素材は、3種類のタイプがあります。
特徴をまとめると以下の通りです。
- ステンレス製:耐久性がある・重い・汚れが落としやすい・本体が熱くなりやすい
- プラスチック製:最も軽い・安っぽく見える・本体がやや熱くなりにくい
- ガラス製:デザイン性がある・割れやすく耐久性が低い
デロンギの電気ケトル「アイコナ」はステンレス製ですが、本体の重さが600gとそれほど重たくないサイズです。
また、表面にデコボコ加工がしてあることで汚れがつきにくいのがうれしいポイント!
このデコボコがあることで、他ブランドにあるステンレス製のツルッとしたタイプよりも、見た目に高級感があります。
「アイコナ」がキッチンにあるだけで、なんだかおしゃれになる感じがします。
デロンギの電気ケトル「アイコナ」のミルク入れを簡単にするポイント
5年前、デロンギの電気ケトルを買った当初、最も便利さを感じたのは粉ミルクの作りやすさでした。
お湯が沸くまでの時間の短さはもちろんのこと、温度調節のボタンを1回押せば80℃のお湯が用意できるので、めちゃくちゃ簡単!
粉ミルクを入れる際は、サカザキ菌やサルモネラ菌を死滅させるために70℃以上のお湯が必要ですが、あまり熱いお湯だと冷ますのが面倒なんですよね。
その点、ピンポイントで温度調節ができるのは楽チンです。
さらに「アイコナ」はコーヒーのドリップに向いている細口のため、哺乳瓶にお湯が入れやすい!
以前は三角口のティファール「アプレシア」を使っていたので、こぼさないように毎回集中してお湯を注いでいました。
しかし、細口の「アイコナ」に買い替えて、日々の小さなストレスが解消されました。
このように、デロンギの「アイコナ」は粉ミルクを作ることに負担を感じている方におすすめです。
私のように不器用なママに強い味方「アイコナ」をチェックしてみてください!
デロンギの電気ケトル「アイコナ」を使った感想
良かったこと
私がデロンギの「アイコナ」を買って感じたのは、なんと言っても、温度調節の便利さとデザインのおしゃれさです。
温度調節のできる電気ケトルはいろいろあります。
しかし、ボタン式の簡単さを体験してしまうと、他のブランドは使いづらく感じてしまうかも……とうくらいボタン式は便利です。
なぜなら、そのとき飲みたいものに合わせて、何度もボタンを押して温度を設定する面倒がないから。
買った当初は子どもを抱っこしながら生活してたので、腕の負担を極力小さくしたかったこともあり、ボタン式を選んで正解でした。
それにデザインの良い電気ケトルがあると、家のキッチンがランクアップした気になり、粉ミルクを入れてるのに「なんか優雅」とか思えて気分が良かったです。
気になったこと
以前に使っていたティファールの「アプレシア」が容量が0.8リットルだったこともあって、「アイコナ」に買い替えた当初は「ちょっと重いな」と感じました。
ただ、「アプレシア」の現行モデルを調べると「アイコナ」の方が軽いので、気のせいだったかもしれません。
もう一つ気になったのは、フタが開けにくいこと。
ティファールの「アプレシア」は上部をガバッと開けるのに対して、「アイコナ」はステンレス製のフタの小さい取っ手を引っ張って開けます。
開けるのにちょっと力がいるため、私はすぐに慣れましたが、子どもは開けづらいかもしれません。
さらに「アイコナ」はステンレス製のため、沸くと本体が熱くなるので、小さい子どもに対して注意しなくてはなりません。
我が家は子どもの手の届かないキッチンボードの上に置いています。
デロンギの電気ケトル「アイコナ」のメリット・デメリット
ここでは、私がデロンギの電気ケトル「アイコナ」を手に入れてから5年間、使い続けて感じたメリットとデメリットを紹介します。
5年使って感じたメリット
私が「アイコナ」を買って感じたメリットは4点あります。
- さすがデロンギ!と感じるデザイン性
- 1回押すだけでできるボタン式の温度調節
- ズボラでも使いやすい細口
- 汚れが目立たない表面加工
以下で詳しく解説します。
さすがデロンギ!と感じるデザイン性
私は温度調節できるタイプを探した中で、デロンギの「アイコナ」がデザイン的に一番カッコいいと感じています。
余計な装飾がなくて、本格志向を満足させる高級感があって、存在感バッチリ!
置いておくだけで「うちのキッチン、イケてる」雰囲気にしてくれます。
正直、ティファール「アプレシア」ではそんな気持ちは感じませんでした。お湯が早く沸かせることが優先で、私の感覚では見せる家電ではなかった。
でも「アイコナ」は、我が家にとって見せる家電です。
実際に使ってみて思うのは、おしゃれな家電を使うのって、生活のランクが上がる感じがします。
自宅のキッチンが、おしゃれなカフェや外国のキッチンみたいに見えてきて、プレミアム感が味わえますよ!
目に入るたびに感じる高揚感……
家にいる時間の長い私には機能性よりも大事かも
1回押すだけでできるボタン式の温度調節
もう一つのメリットである、ボタン式については「楽すぎる!」と感じています。
温度ごとのボタン式なら、自分で温度設定する手間がありません。
販売されている温度調節できる電気ケトルの中には、コーヒー通に支持されている「1℃ごとに細かく設定」できるタイプもあります。
しかし、私のようにあまりこだわりのない人間にとっては、手間ばかりかかってイライラすると思います。
朝起きたら飲む白湯は60℃、朝食に飲むコーヒーは90℃、次の緑茶は95℃、次の粉ミルクは80℃……と、使う人や用途が変わるたびに温度を変えるのって、すごく面倒!
他にも、ボタンを何度か押すと、あらかじめ設定された温度に変化する電気ケトルもありますが、面倒くさがりな私はそれも億劫に感じちゃいます。
「アイコナ」のボタン式なら1回押せば好きな温度になるので、めちゃくちゃ楽です。
ズボラでも使いやすい細口
最も使いやすさを感じたのは、粉ミルクをつくる際に哺乳瓶に直接お湯を入れたいときと、ペーパードリップ式のコーヒーを入れるときです。
前述したように、三角口タイプのティファール「アプレシア」から買い替えたので、「アイコナ」の細口を初めて使ったとき、ピンポイントでお湯が注げることに感動しました。
私は三角口の「アプレシア」で哺乳瓶にお湯を入れるときに、何度か火傷しそうになりました。
それは私の不器用さや、落ち着きのなさが原因なのかもしれませんが……。
最終的には諦めて、計量カップにお湯を入れてから哺乳瓶に入れたりしていました。
しかし、細口タイプの「アイコナ」に変えてからは、安定してお湯を注げるようになり、かなり時短ができました。
また、市販のドリップ式コーヒーでも狙った場所に狙った量のお湯を注げるので、コーヒー通でない私も、そこそこおいしいコーヒーを入れやすくなったように感じます。
汚れが目立たない表面加工
デロンギの電気ケトル「アイコナ」の外側は凸凹の表面加工のせいか、ほとんど汚れが目立ちません。
手垢も目立たないので、さっと濡れ拭きするだけで、清潔さを保てます。我が家では週に1回程度、重曹入りのぬるま湯で拭く程度です。
汚れが目立たず、そんなに手間をかけずにきれいに見えるのは、家事や仕事で忙しい身としてはありがたいです!
内側は他の電気ケトルと同様にカルキ汚れが出てくるため、クエン酸入りの水を入れて沸騰させて洗浄しています。
我が家では、細口の洗浄をクエン酸入りの水スプレーを使っていますが、これまで特に問題はありません。
アイコナの洗い方はこちらで詳しく説明しています。めちゃくちゃ簡単ですよ!
5年使って感じたデメリット
使ってきて感じたデメリットは2点です。
- 重く感じる
- 本体が熱くなる
私はプラスチック製のティファール「アプレシア」から「アイコナ」に買い替えたとき、ずっしり重く感じました。
しかし「アイコナ」の重さを測ると約600g、「アプレシア0.8L」の商品仕様によると本体重量は720gなので、勘違いの可能性もあります。
でも重さを感じたことは事実なので、ステンレス製への先入観や取っ手のデザインによるものかもしれません。
「アイコナ」は細口でお湯を注ぐことで、ゆっくり軽くなることも関係しているかも……。
ただ、これはすぐに慣れました。
また、ティファール「アプレシア」と比べると本体が熱くなります。
そのため、我が家では子どもが届かないカップボードの上に置くようにしています。
ただし、ヤカンのように触っただけで火傷するような熱さではないため、長く触らないように注意できれば大丈夫だと思います。
デロンギの電気ケトル「アイコナ」の口コミ・評判は?
良い口コミ・評判は?
ドリップ珈琲に使いたくて注ぎ口が細いタイプを探していました。愛用の電気ケトルと容量も同じだったので、使いやすいです。フォルムがアラジンのランプみたいで可愛いです。温度設定ができるのもポイントが高く、保温もできます。ただ温度の数字が光るステンレスに黒文字なので読みにくいかな。黒と白で少し迷いましたが、ざらっとした質感で白が素敵でした。
温度調節できないものと迷いましたがこちらを購入。主に子供のミルクの為に使いはじめて半月です。購入前にこれまでのレビューを見て気にしていたのは音、蓋の開けにくさ、沸騰後の本体の熱さでした。音は、コンセントを入れた時・沸騰ボタンを押した時・湧いた時で結構大きめの音がします。赤ちゃんが寝てる時には、もう少し小さい音だったらよかったのに、と思います。蓋の開けにくさは、固いですがそんなに気になりませんでした。
お茶、コーヒー、紅茶や料理など、それぞれに合わせて温度が選べるのが秀逸! コーヒーは毎日飲むので、この注ぎ口が日々の喜びにつながってます。今まで同じもので黒を使っていましたが、家族に譲って、こちらの白を自分用にしました。
私が感じたのと同様、温度調節のしやすさが評価されているようです。
また、沸騰時の音のうるささについての感想もありましたが、私はティファールとの違いをそれほど感じませんでした。
悪い口コミ・評判は?
デザインは気に入ってます。温度調節機能や注ぎやすさは良いのですが、少し重いのと、表面が水洗いできないのが残念です。
とにかく使いづらい。まず致命的なのが蓋が開けづらく金具が擦れる不快な音を聞きながら使用しなければならない。本体の外側が熱くなり誤って触れると火傷レベル、早朝に湯沸かしを使いたくてもピーイピーイと爆音がして家中に響き渡る。デロンギは見た目重視という事がよく分かりました。
ステンレス部分が熱くなります。お湯を注ぐ時指が当たらないように、いつも気をつけないといけません。(ちょうど持ち手の内側のところにステンレス部分があるので)蓋も同様です。
「アイコナ」のフタが開けづらいというのは、私も感じた点です。ただ、私の場合はすぐに慣れました。
また、本体の表面は水洗いできませんが、デコボコの表面加工によって汚れにくいので、重曹を使って拭くことで清潔さを保てます。
さいごに
デロンギの電気ケトル「アイコナ」を使い続けて5年以上たちますが、おしゃれで、使いやすくて、買い替えてよかったと実感しています。
おしゃれなインテリアショップなどで他のブランドを見ても、我が家の「アイコナ」の方が、高級感があってかっこいいと思ってしまいます。
先日、実家で他ブランドの電気ケトルを使ったのですが、やっぱり何度も押す温度設定が面倒くさい!
「アイコナ」の、ボタン式温度調節の楽さを実感してしまいました。
家事と育児と仕事で十分ストレスかかってるんだから、細かいことでも楽することを優先したい!
便利でおしゃれな電気ケトルを探している方は、ぜひデロンギの電気ケトル「アイコナ」をチェックしてみてくださいね!