絵本の読み聞かせをしたいけれど、絵本がたくさんありすぎて何を選んだらいいかわからない!という方に、我が家で2週間ごとに図書館で借りてくる絵本の中から、子どもの興味を持ってもらいやすい、親子でお話を発展させやすい絵本を紹介していきます。
今回ご紹介する絵本は、
・ながぐつをかいに ・はらぺこかいじゅう
2冊とも、同じ展開がモチーフを変えながら繰り返されるタイプの絵本です。
登場人物やモチーフがたくさん出てくるので、「これは何かな?」「これ知ってる?」とコミュニケーションを取りながら読める楽しい絵本です。
可愛い絵で動物の名前を覚える遊びもできます
ながぐつをかいに
作・絵 星野イクミ
動物の足を別の動物の足に取り替えてみると、どんな風になるのかな?
足が長くなったり、短くなったり、太くなったり…。
仕掛け絵本なので、ページのどこの絵柄が当てはまるのかを見ていくのも面白いです。
- 猫がしまうまの長靴(足)を買う
- しまうまがうさぎの長靴(足)を買う
- うさぎがかめの長靴(足)を買う
- かめがきりんのの長靴(足)を買う
- きりんがあひるの長靴(足)を買う
- あひるがかえるの長靴(足)を買う
- かえるがぞうの長靴(足)を買う
- ぞうがタコの長靴(足)を買う
- タコが残りの長靴(足)を買う
- 雨が降りみんな大喜び
おや、そうかい。こっちのながぐつもすてきだね。
出典:ながぐつをかいに
どの動物も、他の動物の長靴(足)を「すてきだ」と言って、普段とは違う足になっていきます。
こんな組み合わせもアリなの?という驚きと発想の豊かさが魅力の絵本です。
はらぺこかいじゅう
作・絵 ニーアム・シャーキー 訳 中井貴恵
誰が世界一のはらぺこかいじゅうかを食べた数で競いあいます。
「僕がいちばん!」という子供の率直な主張が共感するのかもしれません。
食べたものの数をどんどん増やしていくので、数えていくのも面白いですね。
- かいじゅう(食べたもの) 家
- ねずみ 船、マストの鐘
- 猫 バケツ、シャベル、レモネード
- 犬 ローラースケート、ケーキ、ゴムのアヒル、時計
- 牛 お城、冠、ドレス、指輪、金貨
- ワニ スーツケース、魔法の杖、ビックリ箱、靴下、帽子、コマ
- ライオン 光線銃、ロケット、キャンディ、トランポリン、トロンボーン、ボール、サーカステント
- ゾウ 飛行機、パラシュート、ティーポット、熱気球、缶詰、小包、凧、バス
- クジラ 海賊船、宝の地図、貯金箱、デッキコート、錨、鎖、旗、太鼓、酒樽
- かいじゅう ネズミ、猫、犬、牛、ワニ、ライオン、ゾウ、クジラ
われこそが せかいいちの はらぺこかいじゅう ちゅう!
出典:はらぺこかいじゅう
動物たちが、意外なものもどんどん食べて、「あむあむ」「かりかり」「がぼがぼ」「ごくり」と擬音語もたくさん出てくるので、子供と一緒に声に出して読んでみるの楽しいですね。
まとめ
絵本の定番構造として、モチーフを繰り返しながら展開していくパターンがあります。
子供は何が繰り返されているのかを安心しながら予測し、でも少しづつ違っていく内容にワクワクしながらページをめくることになります。
動物が次々と出てくるので、特徴は何かを話しながら読むのも楽しいです。
「絵本ナビ」なら絵本の試し読みができます
うちでは、子どもが1歳くらいから絵本の読み聞かせを始めました。寝つきが悪かったのを解決しようと調べてたら「夜のルーティーンを決めるといいよ」とあって、絵本の読み聞かせるといいと書いてあったから始めたんです。
それで、絵本を買ったり図書館で借りたりして、5年経った今もほぼ毎日読み聞かせをしています。
そのおかげか、文字を読むのも書くのも、親がほとんど教えてなくても興味を持ちました。習得も早かったような気がします。
私自身、絵本を読むことでさまざまな気づきがあり、楽しんでいます。
絵本のテーマって自分が思っていた以上広く、可愛らしい内容だけでないのが面白いんです。絵本の主人公は仲間はずれにされたり、けっこうひどいことになったり、悪い子だったりもするんです。
さらに「ただ良い子になろう」とかじゃない結論が用意されている絵本もあります。
そういう絵本を読んで、子どもと「なんでだろうね」「あなたならどうする?」とか話したり、「あの絵本の子と同じだね」と生活の中でも話題にします。
こういう話題ってうまく説明できないことも多いので、すごく参考になります。
そんなわけで我が家では絵本を買う機会も多いので「絵本ナビ」で試し読みができるのはありがたい!
さらに「絵本ナビ」にはグッズもいろいろあって、好きなキャラクターのものがあると、子どもが喜びます。
0歳から大人向けまで種類が豊富な絵本ナビを、あなたものぞいてみてはいかがでしょうか。