絵本の読み聞かせをしたいけれど、絵本がたくさんありすぎて何を選んだらいいかわからない!という方に、我が家で2週間ごとに図書館で借りてくる絵本の中から、子どもの興味を持ってもらいやすい、親子でお話を発展させやすい絵本を紹介していきます。
我が家でもいろいろ探してきました。
いい絵本はたくさんありますよね。
今回ご紹介する絵本は、
・ちきゅう 45おく4,000まんねんのおもいで ・ちか100かいだてのいえ
どちらも地球環境のことをわかりやすく教えてくれる絵本です。
ちきゅう 45おく4,000まんねんのおもいで
原作 ステイシー・マカナルティー 絵 デイビッド・リッチフィールド 訳 千葉茂樹
ちきゅうの一生をわかりやすく知ることができる優れた絵本です。
ちきゅう本人が語り、ちきゅうに住む私たちや宇宙人に向けて話しているというスタイルでちきゅうの生い立ちや問題を語ります。
- ちきゅうの名前
- ちきゅうの兄弟
- 太陽と月
- ちきゅうの一生
- ちきゅうの中身
- ちきゅうと人間の関係
特にちきゅうと人間の関係を語る場面で環境問題を幼児にわかりやすく提示しています。
「人間以外に私を知りたがる動物はいなかった」
出典:ちきゅう 45おく4,000まんねんのおもいで
「だけど人間は時々乱暴」
小学生からSDGsを学ぶ今時の子どもたちに、エシカルとは何かを少しづつ教えていける教材ともなります。
ちか100かいだてのいえ
作・絵 いわいとしお
地下(地球)に住む10種類の生物の生態、温泉の話、100歳のおばあちゃんに対する畏敬の念について書かれた絵本です。
絵本は背表紙を上にして縦に開くようになっていて、縦長のページを生かして絵が構成されているので、各ページにぎっしりと様々な場面が描かれています。
子どもと色々な場面について話しながら読むと話題が尽きず楽しめます。
- クウちゃんお風呂でパーティー招待される
- 1〜10階 うさぎの家
- 11〜20階 アナグマの家
- 21〜30階 セミの幼虫の家
- 31〜40階 ダンゴムシの家
- 41〜50階 アリの家
- 51〜60階 ミミズの家
- 61〜70階 ハリネズミの家
- 71〜80階 トカゲの家
- 81〜90階 モグラの家
- 91〜100階 カメの家
- おばあちゃんのお誕生日会
身近な生き物たちの暮らしと特徴が、分かりやすく可愛らしい絵で紹介されていて、虫などが苦手な子どもにもどんな生活をしているかを説明しやすいです。
「クウちゃんはおばあちゃんの甲羅を磨いてあげることにしました」
出典:ちか100かいだてのいえ
「またいつでもあそびにいらっしゃい」
「クウちゃんはあったかい気分でおうちへ帰って行きました」
かめのおばあちゃんは100歳の大きな亀として登場し、みんなでお祝いするシーンは、歳を経てはるかに大きくなった老人をお祭りするかのようで神話の世界を隠喩しているようにも見えました。
おばあちゃんに対して、自分でできることは何かを子どもと一緒に考えるキッカケにもなります。
まとめ
今回ご紹介した絵本は、様々な視点から住んでいる地球と人との関わりを教えてくれています。
人間は生かされているということ、地球や生き物を大切にすること、大切に出来ていないことを考えたり、大切にするとは具体的に何をすることなのかを、子どもと絵本を読みながら、様々な視点から話ができるでしょう。
まだ内容が理解ができなくても、絵本を見るだけで周りの生き物や環境に興味をもって接してくれるキッカケを作っていける絵本だと思います。
「絵本ナビ」なら絵本の試し読みができます
うちでは、子どもが1歳くらいから絵本の読み聞かせを始めました。寝つきが悪かったのを解決しようと調べてたら「夜のルーティーンを決めるといいよ」とあって、絵本の読み聞かせるといいと書いてあったから始めたんです。
それで、絵本を買ったり図書館で借りたりして、5年経った今もほぼ毎日読み聞かせをしています。
そのおかげか、文字を読むのも書くのも、親がほとんど教えてなくても興味を持ちました。習得も早かったような気がします。
私自身、絵本を読むことでさまざまな気づきがあり、楽しんでいます。
絵本のテーマって自分が思っていた以上広く、可愛らしい内容だけでないのが面白いんです。絵本の主人公は仲間はずれにされたり、けっこうひどいことになったり、悪い子だったりもするんです。
さらに「ただ良い子になろう」とかじゃない結論が用意されている絵本もあります。
そういう絵本を読んで、子どもと「なんでだろうね」「あなたならどうする?」とか話したり、「あの絵本の子と同じだね」と生活の中でも話題にします。
こういう話題ってうまく説明できないことも多いので、すごく参考になります。
そんなわけで我が家では絵本を買う機会も多いので「絵本ナビ」で試し読みができるのはありがたい!
さらに「絵本ナビ」にはグッズもいろいろあって、好きなキャラクターのものがあると、子どもが喜びます。
0歳から大人向けまで種類が豊富な絵本ナビを、あなたものぞいてみてはいかがでしょうか。