スタッドレスタイヤ初心者が知っておきたい交換時期と寿命の見分け方

地方都市ライフ

※当ページのリンクには広告が含まれています

急な雪予報をうけて、スタッドレスタイヤを交換しなければならないと、慌てるスタッドレスタイヤ初心者もいらっしゃるのではないでしょうか。

私もそんな初心者のひとりでした。

車の運転もほとんど初心者なのに、雪道を走らなくちゃならない。

スタッドレスタイヤに関してな〜んにも知識がいらなかった暖かい地域から冬には必ず雪が降る地域へ移住したばかりで、知識の無さに困り果てました。

今年の年末こそ帰省をしたいのに、途中の高速道路でチェーン規制が出そうなので急いで装着しなければ!という方へ、超初心者の私と一緒に基礎知識を身につけていきましょう。

スタッドレスタイヤを交換する時期の目安

スタッドレスタイヤは積雪がある前に装着する必要があるので、市街地で年に数回ほどしか積雪しない地域では12月上旬頃、毎年かなりの積雪がある地域では10月初旬頃が目安となっています。

運転超初心者の私が住む岐阜市内は、移住して6年ほどになりますが、毎年12月〜3月にかけて年に2〜3回積雪があり、1回あたり3〜5cm積もりました。

2日連続で降雪があることが多く、その後晴れの日があると雪はすぐに溶けてしました。

そのためか、12月半ばからスタッドレスタイヤを装着するご家庭が多い印象です。

スタッドレスタイヤの寿命の見分け方

スタッドレスタイヤは雪道や凍結した道路を走行するために、通常のタイヤよりも低温時にゴムが硬くならないように作られています。

ゴムが柔らかいため保管している期間もひび割れやゴムの劣化が進みやすく、寿命はタイヤの製造年月日から4年と言われています。

ただし格安タイヤの場合や保管環境、使用方法などにより4年経たずに交換が必要な場合があるので、必ずチェックが必要です。

チェックポイントは3つあります。

①タイヤの溝

スタッドレスタイヤの側面には、4か所矢印マークがあり、その延長上にタイヤの「プラットホーム」と呼ばれる、新品タイヤが50%摩耗したことを示す段差があります。

「プラットホーム」が露出してしまうと、スリップしてしまい事故につながりますので、今シーズン中に露出する可能性がある場合は買い替えましょう。

②タイヤの硬度

スタッドレスタイヤは通常タイヤよりも柔らかいがゆえに保管時にも劣化が進みやすく、硬くなっていきます。

タイヤショップやガソリンスタンド等で「硬度計測」をお願いし、チェックしましょう。

③ひび割れ・摩耗の偏り

硬くなったタイヤはひび割れを起こしてしまうこともあります。

また走行状況によっては摩耗の偏りがあるかもしれません。

ひび割れや摩耗の偏りがあるスタッドレスタイヤを使い続けると、ブレーキ性能が低下しますので、必ず交換しましょう。

スタッドレスタイヤは環境省により「適正処理困難物」に指定されているため、粗大ゴミで捨てることができません。

業者に依頼して処分するのが一般的です。

依頼できる業者は以下の通りです。

  • ガソリンスタンド
  • タイヤ販売店やパーツショップ
  • 自動車ディーラー
  • 不用品回収業者

スタッドレスタイヤ1本あたり300円~1000円の手数料が発生します。

手持ちのタイヤに問題があり、今すぐ購入をしなければならない場合には、タイヤの購入と取付予約が同時にできるサービスもあります。

スタッドレスタイヤのレンタル

豪雪地帯でない場合、それほど雪道を走るわけではないご家庭での選択肢として、スタッドレスタイヤのレンタルがあります。

スタッドレスタイヤは購入すると、2万〜10万円近くの料金がかかります。

それに対してレンタル料金は2白3日で1万円ほどです。

レンタルは安価だけでなく、タイヤの保管場所がいらない、廃タイヤの手間がかからないなどのメリットがあります。

旅行だけで使いたいという方にはレンタカーという方法もありますが、ご自分の車を使いたい場合はタイヤレンタルでも、専門店で使用する日程を予約するので、労力としてはあまり変わりません。

ただし年末年始などハイシーズンはレンタカーと同じく混雑が予想されるので、気をつけて利用しましょう。

まとめ

スタッドレスタイヤの基礎知識をまとめると以下の通りです。

●スタッドレスタイヤの装着時期は市街地の場合12月上旬、積雪地帯は10月初旬
●スタッドレスタイヤタイヤの寿命は4年
 ただし①タイヤの溝②タイヤの硬度③ひび割れ・摩耗の偏りを必ずチェックすること
●スタッドレスタイヤのレンタルという選択肢もある

我が家は12月中旬、岐阜から京都の親戚宅を尋ねる際に、東海道本線関ヶ原駅付近で吹雪に出会いました。

雪予報は出ていたので、車移動ではなく電車を選択したのですが、まさかここまでとは!という衝撃でした。

年末に関東まで中央自動車道で帰省を予定していたので、これはチェーン規制がどこかに出ている可能性は否めないという結論に達し、慌ててスタッドレスタイヤ交換を検討しました。

しかし時すでに遅し。

諦めて新幹線での帰省に切り替えました。

幼児がいるので、車の方が楽だったのに(泣)

来年こそは紅葉の季節がきたらすぐに(忘れずに)スタッドレスタイヤ交換を実践する予定です。

新幹線での帰省はお金がかかる〜(泣)