「トイトレがうまくいかない」「おねしょが治らない」など、子育てメソッドの中でも最難関のトイトレ。初めての方は「いつまで続くのか……」と不安に感じることも多いでしょう。
乳幼児育児中のママ・パパは、これまでも夜泣き問題や離乳食、保育施設入園などの生活スタイルが大きく変化してきました。
そしてとうとう、おむつからの卒業です!(涙)
トイトレは、保育者ががっつり付きあう乳幼児時代の最終イベントです。それなのに「なかなか進まない……」という方もいるでしょう。
我が家はトイトレを始めてから1年半。そこで、これまでを振り返りながら、我が家で実践したトイトレのポイントをご紹介します。
SNSなどで見かける「うちはあっという間に終わった!」というような情報に惑わされないで、気長につきあうつもりでいきましょう。
トイトレ時期には個人差があるから焦らない
トイトレは、早く開始すれば早く終わるというわけではありません。
そもそも、身体機能が発達し、膀胱におしっこをためられるようにならなければ、漏らさないようトイレまで我慢して行くことはできません。
オムツ交換の時間を定期的に観察し、2〜3時間ほど間隔が空いてきたら始めドキになります。
ただし、膀胱機能の発達具合はお子さんひとりひとり違うので、たとえ失敗が続いたとしても、比べたり責めたりしないでください。
「トイトレが終了した」という定義も曖昧です。
私にとって「トイトレの本当の終わり」は、外出時に大人用のトイレに、子どもがひとりで行けるときだと思っています。
そのためには、大人用の便座に座れるお尻の大きさも必要なので、ここでも体格の個人差が大きく影響します。
トイトレ開始時期は環境に左右される場合が多いと思われます。
我が家の場合、親(ママ)のスイッチが本格的に入ったのは、子どもの3歳の誕生日(夏生まれ)でした。
近所の1つ年上の男の子は2歳でオムツが取れたと言っていましたし(今思うと早すぎる…)、知り合いの働くママは、「保育園で全部やってもらって、知らないうちにできてた」と言っていました。
私は「オムツの方が楽だし、夏になったらちゃんとしようかな〜」くらいの気持ちでいました。
通園している保育園では、年少組より2つ下のクラスのお正月あたり(当時2歳5か月)から開始されていました。
クラスでは、「おまる」でできる子はやってみましょうね〜という始まり方でした。
子どもに聞いてみると、「おまる」にまたがるのは遊びの延長で、ちゃんと毎回できてるわけではないようでした。
トイトレを始めたら毎日決まった時間に誘う
3歳の誕生日が近づいた初夏には、クラスの数人がオムツを卒業しパンツで過ごしていました。
ようやく私の決心がつき、家でもトレーニングトイレを用意しました。
我が家のトイレは、私も夫も身長が高いため、床から便座までが高いタイプを選んでいました。
そこで、トレーニングトイレは「おまる」部分が踏み台にもなる商品を購入しました。
私は「おまる」としては使わず、開始当初から大人用トイレに補助便座をおいて、排尿をさせようとしました。
ご褒美シールも用意し、開始数日は順調な滑り出しでした。
最初こそ面白がって子どもも積極的でしたが、1週間も経たないうちに「おしっこ」と知らせてくれなくなりました。
保育園の先生に聞くと、またがる和式トイレを使ってちゃんとやっているということだったので、覚悟を決めて「おまる」を使い始めました。
保育園ではトイレに行く時間が決まっているので、それに合わせて我が家でも保育園と同じ時間にトイレに行くようにしました。
忘れないように携帯のアラームをセットし、子どもの好きな曲が流れると「トイレの時間だよ〜」と本人から言ってくれるようになりました。
秋になり、昼間のトイレは安定してきて、量が増えてきたため、補助便座に切り替えました。
保育園でも洋式トイレにいつの間にか切り替わっていて、スムーズに移行しました。
同じくアラームを鳴らして決まった時間にトイレに行くようにしていました。
子どもが「ひとりで全部できるよ」と言って、踏み台と補助便座を自分でセットし、トイレットペーパーも自分でちぎって使えるようになりました。
私は「すご〜い!お姉さんみたい!」と褒めまくり、ご褒美シールを貼りまくりました。
トイトレ中の不安な夜は無理せずオムツ対応
おねしょが起こると、洗濯物が増える親にとっても、子どもにとってもストレスがかかるので、夜用などのオムツで無理せず過ごしましょう。
膀胱機能が成長しないと長い時間ためておけないのは仕方がないことですし、寝る前の水分調整はしたほうがいいですが、実際のところコントロールが難しいです。
子どもが喉が渇いているというのなら、飲ませたほうが健康にいいですから。
我が家では夜のオムツがとれるまで半年かかりました。
私がおねしょにビクビクしながら寝ると睡眠不足になりそうですし、実際におねしょした時の労力を考えると、じっくり決断してよかったと思っています。
私がオムツをやめる決心をした理由は3つ。
- 保育園の年少組に進級する頃(3月)は、お昼寝タイムにも2ヶ月ほど失敗がなかった
- 子どものコミュニケーション力が高まり、水分コントロールができるようになった
- 寝る前に必ずトイレに行く約束を守れるようになった
オムツをやめて半年経ちますが、1回おねしょがありました。
おねしょの原因は身体性だけでなく、精神的要因もあるようなので、小学校に入ってからもあるかもしれません。
まとめ
トイトレは長くかかる子も早く終わる子もいるので、我が子がどんなタイプかは初めてみないとわかりません。
気長な取り組みになるので、できるだけ楽になるように準備をしていきましょう。
我が家ではトイトレ本格開始からオムツ卒業まで実質6ヶ月。
ご褒美シールを貼ったシートをトイレの壁から外すときは「ジ〜ン」としてしまいました。
現在、家のトイレには毎回「トイレはママと行きたい」と誘われ、できるだけ一緒にいきます。
(我が家のトイレはLDKからすぐなので…甘やかしてます)
トイレは子どもとゆっくりコミュニケーションをとる場所になっています。
先日は補助便座をしないでひとりで座ろうとしてお尻から落ちてハマったりしたので、まだまだ油断できません。
寝る前には必ずトイレに行って、「絶対出る出る〜」と言って排尿するまで座らせ、夜は安心して寝るというサイクルで、今のところはうまくいっています。
終わってみると、長くもあり短くもあり、トイトレ当時は「いつまで続くんだ〜」とも思いましたが、今では記憶が曖昧になってきています。
改めて思い出しながらブログを書いてみると、短期間ながらも貴重な愛おしい時間だったなと。
現役トイトレの皆さん、頑張って!