それほど広くない子供の部屋に置く家具を選ぶのって、けっこう難しい問題です。
子供が小さい場合、安全性も重要だし、本人が使いやすいかも重要です。本人の好みもあるし……。
我が家でもさんざん探してたどり着いたのが、ニトリのシステムベッドデスク(デニッシュBD23AV)のホワイトでした。
しかし、システムベッドの評判を探すと、良いものばかりではないし、後悔しそう……と思う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、1カ月前に購入したニトリのシステムベッドについて、選択した理由や実際の使い心地、使ってみての感想を紹介します。
システムベッドの購入を迷っている方の参考になれば幸いです。
システムベッドとロフトベッドの違い
狭い子供部屋に置くベッドを探しているときに、よく見かける機能性ベッドとして、システムベッドとロフトベッドという言葉をよく見かけます。
ブランドや商品によって微妙な違いがありますが、大まかな違いは以下のとおりです。
システムベッド | 多くの機能が備わるベッドのこと。ベッド下に収納できる学習机や本棚、チェストなどがセットになっているもの。 |
ロフトベッド | ベッド下が自由に使える高さのあるベッドのこと。付属品はない。 |
ニトリのシステムベッドデスク(デニッシュBD23AV)は、Webサイトではミドルタイプしかありませんが、店舗で買うと高さ130cmのミドルタイプとロフトベッドタイプの2種類から高さが選べます。
ロフトベッドタイプは一般的な2段ベッドの高さで、ベッド下でデスクが使えるくらいあります。
しかし、我が家は身長168cmの私が、子供の寝顔が立ったまま見られるくらいのミドルタイプを選択しました。
我が家で買ったニトリのシステムベッドの特徴
我が家で買ったのは、ニトリのシステムベッドデスク(デニッシュBD23AV)のホワイトウォッシュという色のタイプです。
稼働できる棚付きデスクと、ランドセルが収納できるチェスト、小さめの棚がついています。
チェストと棚の奥行きはベッドの半分くらいで、脇からベッド下に入れるスペースがあり、ちょっとした遊び場に使えます。
大人から見ると無駄なスペースに見えましたが、娘が気に入ったのはこの空間でした。
やっぱり秘密基地は子供にとって魅力的ですよね!
ニトリのシステムベッドを使った感想
ニトリのシステムベッドが我が家に来た瞬間の印象は、思っていたより大きい!でした。娘の部屋は約6畳なので、だいたい3分の1ほどのスペースがベッドで占領されることに。
ただ、娘の部屋は壁紙が派手なので、ホワイトのシステムベッドが入ったことで壁の柄がちょうど良く隠れました。ホワイトカラーの床材と合わさり、優しい雰囲気になった気がします。
白い壁の部屋なら部屋に溶け込んで、それほど圧迫感はないかもしれませんね
娘の洋服はすべてチェストの引き出しに収納できたので、そこそこの収納力があります。それほどたくさんは入りませんが。
他の棚は絵本と小学校の教科書だけしか入れていないため、これからボックス収納を買うなどして、整理していく予定です。
掛け布団カバーや枕カバーも、娘の好みに合わせてすべてニトリでそろえました。
ベッドの寝心地も良いようで、娘はベッドに入って5分もかからず寝ています。私も立ったままベッドに寄りかかって寝かしつけできるので、腰に負担がかからないのもポイント高いです。
他のシステムベッドにしなかった理由
私が他のブランドではなく、ニトリのシステムベッドデスクを選択した理由は3つあります。
- ベッドの高さを変えられる
- サイズがコンパクト
- 使用体重は約90kg以下
ベッドの高さを変えられる
さまざまな口コミで書かれているのは、子供の成長後に後悔したという意見でした。背が高くなると天井に当たるので不便になったり、はしごを登るのが面倒になったり。
ベッド下が狭すぎて無駄なスペースになったりなど、納得のいく理由が書かれていました。
今回買ったニトリのシステムベッドは一般的なベッドの高さに変更できるので、中学生くらいになって不便を感じたら高さを変えられます。
我が家の子供部屋は6畳程度なので、棚なども問題なく置けそうです。
サイズがコンパクト
我が家の子供部屋の間取りで、システムベッドを置きたい場所幅が240cm程度なので、ベッドの脇に階段があるタイプだと幅が足りず入りませんでした。
ニトリのシステムベッドデスク(デニッシュBD23AV)は幅201.3cm・奥行112cmなので、置きたい場所にちょうど良いサイズでした。
使用体重は約90kg以下
使用体重は他のベッドに比べて多いという印象はありませんが「約90kg以下」なら最低限はクリアできているので選択しました。
我が家の場合、このベッドを買うことで子供は初めて一人で寝ることになります。そのため「一人で寝たくない」と言われたとき、私も一緒に寝られるかが心配でした。
子供と私の体重を合わせても、使用体重約90kg以下であれば大丈夫と判断しました。
システムベッドのメリット・デメリット
機能性の高いシステムベッドは、狭い部屋を有効に使えるため便利です。ただし、メリットだけでなくデメリットもあるので注意が必要です。
ニトリのシステムベッドで感じたメリット
- ベッド下に収納棚が収まるため、部屋が広く使える
- 別々に買わなくても収納棚・机もセットされている
- ハシゴを登ったり、机が移動したりなど遊び要素が多く、子供が喜ぶ
部屋のコーディネートを考えるときに、収納棚や机がセットされてることも大きなポイントです。
同じ素材、色で一度に買えるため、買う手間やコーディネートを考える手間が省けます。
統一感が出て、おしゃれに見えることも大きなメリットです。
ニトリのシステムベッドで感じたデメリット
- 高さがあるためベッドメイキング・シーツ交換が大変
- 中途半端な高さのため、ベッド下が掃除しにくい
- 机が小さく、勉強道具を広げづらい
- 2段ベッド用のマットレスでないと入らない
- 別な場所で寝てしまった子供が重くて持ち上げられない
ベッドメイキングは、ベッドに登らないと手が届かない背の高さ(おそらく160cm以下)なら面倒を感じるかもしれません。
机のサイズはパソコンを置いたら他が置けなくなるほど狭いため、小学生向けのサイズじゃないかなと思います。そのため、子供が中学生になって机を本格的に使い出したら、本人の意見を聞いてデスクの買い替えをするつもりです。
また、その頃にはベッドの高さを通常に戻す予定なので、小学生時代は最初のセッティングのまま使おうと思っています。
想定外だったのは、リビングのソファで寝てしまった子供をベッドに運べなくなったことです。
小学生になった娘はめったに昼寝をしないので、ある日久しぶりに夕方から夜まで寝てしまったときまで気がつきませんでした。体重が重くなって運ぶのも大変なのに、階段付きベッドになんて持ち上げられない!
無理すると腰を痛めそうで怖いですし!
我が家では、どうしても娘が起きないときは私のベッドに寝かせて、私が娘のベッドに寝ます。実際に交換して何度が寝てみましたが、身長の高い私でもそれほど狭さも感じず、快適に過ごせました。
システムベッドを選ぶときの注意点
システムベッドを選ぶ際に、後から後悔しないために注意する点は3つあります。
- 「高さ」は目的別で考える
- 「昇り降り」は階段かはしご
- 「棚・照明・コンセント」の有無
システムベッドはさまざまなタイプが販売されており、メーカーによって高さが微妙に異なります。
ロフトベッドのようにベッド下で過ごすことを想定しているタイプだと、2段ベッドの上部くらいの高さがあります。
そのため、システムベッドをどこに置くか、誰が使うか、どう使うかを吟味して高さを選びましょう。
ベッドへの登り方は階段タイプとはしごタイプがありますが、部屋のサイズや登りやすさに関わります。階段タイプは安定性があるため、小学生以下の子供が使う場合は階段タイプがおすすめです。
我が家で購入したニトリのシステムベッドデスクはベッド脇に小さな棚がついており、子供の目覚まし時計やぬいぐるみを置いています。ベッドに時計や照明が置けるかも使いやすさのポイントになるため、購入する際にはチェックしましょう。
ニトリのシステムベッドデスクの机にはコンセントボックスがついているため、学校で使うものの充電ができて便利です。
私が後悔したのは購入方法
我が家はニトリの大きな店舗が近くにあるので店舗で購入しましたが、後から楽天ストアにあることを発見して後悔しました。
なぜなら、楽天で買えば818ポイントがついたからです!
専用のマットレスを一緒に購入すれば1,045ポイントもつくんです。
楽天ストアから購入しても店舗と同様に業者に組み立てをしてもらえるため、安心して購入できます。
組み立ては1時間程度で完了します。ただし、土日祝日や午前・午後指定はできますが、それぞれプラス1,100円かかるので注意してください。
さいごに
我が家ではニトリのシステムベッドを買ってから、子供は一人で寝ており、毎日寝るのが楽しみのようです。
小学校入学に合わせて買ったため、洋服や本棚の管理も自分でしてくれるようになり、私の手間をかなり減らすことに成功しました。
部屋もすっきりコーディネートでき、使いやすくてコンパクトなシステムベッドを買えて、親子ともども満足しています。
子供部屋が狭くて困っている方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか?