我が子をどこで出産する? 出産場所の選択基準

40代高齢出産

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赤ちゃんをどこでどう産むかを選択する時に、どんな基準が考えられるでしょうか?

そんな妊婦さんへ、何を気をつけて選択したらいいかのヒントをご紹介します。

いよいよ出産間近。もうすぐ赤ちゃんに会えますね!

里帰りする?しない?を選択

親の高齢化が進み、里帰り出産の環境も変わりつつあります。

また、親の仕事が忙しく頼れない、親との関係が良好とはいえない、上の子の保育園を長期間休めないなど、里帰りせず地元で産む選択をされるご家族も多くいらっしゃいます。

それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

里帰りする場合】
 メリット
 ・家族のサポートを受け、体を休められる
 ・精神的安心感が得られる
 ・赤ちゃんのお世話に専念できる
 デメリット
 ・夫の父親の自覚ができにくい
 ・親のアドバイスにイライラ
 ・動かないので体力がなくなる
 ・地元に戻ってから孤独になる
里帰りしない場合
 メリット
 ・検診時から出産まで病院を変えない
 ・パートナーと離れない
 ・夫が出産直後から育児に参加、より絆が深まる
 ・産院でのママ友づくり、サポートサービスを受けるなど地域とのつながりができる
 デメリット
 ・産後、なんだかんだで動いてしまう
 ・子供を見る人数が少ないため、外出が制限される

里帰りしない場合は、夫はなるべく定時か早い時間に帰宅すること、そして家事能力がそれなりにあることが大前提になります。

また、両親が手伝いに来られる、行政などのサポートサービスを受けられるかなども大きなポイントです。

どちらが良いということでは無いので、それぞれの環境にあった選択をしていきましょう。

出産施設を選択

出産施設の選択肢は概ね以下の4つになります。

  • 総合型病院
  • 産婦人科専門病院
  • 助産院
  • 自宅

産前・産後の過ごし方はそれぞれ施設によって特徴があります。

どういった基準で選ぶと良いでしょうか?

  • 通いやすいか(月2回検診/全14回)
  • 緊急事態にすぐ対応できるか
  • 検診時と出産時の担当医師は同じか違うか
  • 母親学級やマタニティヨガなどママ友づくりの環境があるか
  • 安心して出産しやすい雰囲気か
  • 夫が立ち会えるか
  • 母子同室で過ごせるか
  • 個室対応をしてくれるか
  • ご飯が美味しいか
  • バースプランは充実しているか
  • 産後のオプションケア

産後の母乳育児についても施設によって特徴が出るところです。

母乳に力を入れて産後直後から母子同室で頻回な授乳、授乳方法について指導がある施設があったり、ママの産後の身体回復や休息に配慮しながら、ミルクの併用や赤ちゃんの預かりをしてくれる施設があったりします。

母乳の出る出ないは個人差がありますので、思い通りにいかないかもしれません。

出産後の多くのママは、精神が過敏・不安定になる時期に入ります(やっぱり人間も動物ですし)

できるだけ精神を安定させ、体力回復を最優先して、あとはただ最善を尽くすのみ!

出産が終わると途切れなくすぐに育児は始まりますので、授乳方法・考え方については選択する際の大きなポイントになります。

出産が終わりホッとしたのも束の間、育児がすぐにスタート!

寝不足生活が始まりますよ〜

怖い現実。でも安全に完全はない

日本では、妊産婦死亡の原因1位は、出産の後に大量出血を起こすことです。

起きている場所は、有床診療所53%、産科病院20%、総合病院20%、自宅7%(日本産婦人科医会 偶発症例調査2010)というデータがあります。

また、帝王切開は約10人に1人の割合で行われています。

決定後30分以内に帝王切開が開始できることを努力目標だそうですが、状況によっては難しい場合もあり、手慣れた小さな医院のほうが素早く帝王切開を開始できる場合があるそうです。

また、普通に生まれてくる赤ちゃんの10人にひとりは、蘇生処置がないとうまく泣けない子というデータも見ました。

選択したい施設で、緊急事態が起きた時の連携先や連携実績を調べることも大切です。

母子ともに安全な出産を行うことが大前提です。じっくり検討しましょう。

まとめ

私の選択基準は、超高齢出産という条件を考慮して、

  • 体力回復がしやすい場所
  • 産前・産後の突発事項に対応できる
  • 精神的安心を得たい
  • 夫の仕事環境から育児参加が期待できない

という理由で里帰り出産を選びました。

出産は、医療が発達していると思っている現代社会においても多くの危険を伴うものです。

慎重に、でも後悔しないように検討して選択していきましょう。